やかんの形状

やかんの形は機能性、デザイン性に富みさまざまな形をしています。個性豊かなやかん達を眺めていると楽しいものである。代表的な形状をご紹介します。

1) だるま型

誰もが愛着を感じる人気者です。古きよき日本を思いおこさせる。子供のころ、冬になると教室の真ん中でストーブにやかんが鎮座していました。東北大震災の後、避難先になった体育館ではストーブにやかんが凍える人々を温めました。ちなみに「やかん刻印」もこのだるま型に付いていることが多いです。

ホクセイ 1.5L

2) 円筒型

彼がいることでエレガントな空気をかもし出します。朝食時に紅茶を入れるとブリリアントなひと時を味わえそう。ケトルと呼ぶほうが似合っているかもしれない。

野田琺瑯 ポトル

3) おわん型

おわんをひっくり返した形です。最近ではホームセンターでよく見かける量産品にも多い形状ですね。曲線のラインは優しさとぬくもりを感じさせてくれます。個人的に憧れのピコー K3もこの形状です。

フィスラー ベルリン

4) 三角型

どこから見ても三角です。まず見た目がかっこいい!でも容量が少ないことが多いです。モダンな感じとオシャレ度ではNo1か?近代的なデザインと安定感を備えた一品ですね。

ALESSI アレッシィ バードケトル ブルー 9093

5) カーリング型

「そだねー」で一世風靡したカー娘たちのカーリング。その投げる石(ストーン)に似ている。と勝手に思っている。底面も広く、どんな状況下でも安定して投げれそう(笑)いつの日かヤカーリングをこのやかんでやってみたい!

野田琺瑯 アムケトル

やかんの定義

ひとえに「やかん」と言っても、材質、形、大きさと多種多様な種類を思い起こさせる。

「南部鉄器はやかんですか?」 とよく聞かれることがある。

諸説あるが、私が考える「やかん」の定義は、

 1 取手がある

 2 注ぎ口がある

 3 火にかけて使用する (IHコンロ使用も可)

材質については上記が満たされていれば問わない。

だから、南部鉄器に代表される「鉄瓶」も

私にとっては「やかん」なのです。

はじめまして

やかん倶楽部 たけぴです。

やかんの美しさと可能性に魅了されました。

少しでもやかんの魅力を伝えることができれば幸いです。

※写真は2018年元旦の初日の出(仙台市荒浜にて)